外注委託業者の管理は病院機能評価でも項目にあげられていますが、マネジメントの部分で、病院からの要求項目と業者からの改善計画提案等が不十分であると考えます。
特に任せっきりにならないような管理が必要です。委託業者は管理・チェックされていると判断すれば契約を遵守しますが、甘い管理であれば手抜きをおこなうことがよくあります。
そのためにも、日常目の届く管理をしていることが品質・サービスの維持・向上につながることになります。
その例を以下に述べます。
【 委託業者マネジメントの例 】
(1) 契約どおりに遂行されているかを確認する
(2) 問題点は契約見直しの検討をおこなう
(3) 契約の見直しは毎年おこなう
(1) 委託業務内容について当院から要求項目(このレベルまでやってほしい等)を業者へ提示する
(2) 業者から「業務改善計画」を提出してもらう
(3) 当院で内容を検討し業者と打ち合わせる
(4) 業者から実績成果報告をしてもらう(年1回)
(1) 改善目標を数値化する
(2) 当院の目標設定と業者の目標設定とのすり合わせをおこなう
(1) 各業務のマニュアル整備と内容を見直す
(2) 委託職員を交えて業務内容を確認する
(3) 問題点は業務改善をおこなう
(1) 毎年、業者(担当者及び幹部)と定期的に会合を設定する
(2) 契約書の業務内容を確認する
(3) 業者へ「要求項目」を提示する
(4) 業者からの「改善計画書」を確認する
(5) 問題点等の状況を把握確認する
患者アンケート、職員アンケート等をおこない業務品質を確認する
要望、クレームがあれば業者へ報告し、改善策を求める
(6) さらに「改善計画書」に業務改善を盛り込む
(7) 業者に「修正改善計画書」を提出してもらう