医師賠償責任保険とは、医師が日本国内においておこなった医療行為によって事故が発生したために、法律上の損害賠償責任を負うことによる損害に対して、保険金が支払われる保険をいいます。

医師会に入会されている医師（A会員）の場合、医師会で強制的に医師賠償責任保険に加入されています。
このとき、補償金額は被保険者1名につき1事故あたり1億円(免責100万円)となっております。
ただし、免責額100万円があります。（地域医師会等がこの免責部分を補填する保険窓口となっている場合もあります。）
これは、生命にかかわるような医療事故への対応だけでなく、院内での転倒事故などにより医療機関側の損害賠償責任が発生する場合など100万円以下の支払いも多く考えられることや、弁護士への相談費用なども保険金支払い対象になるため、有効であると考えます。
なお、日医医賠責の補償額は、2億円まで特約により増額することができます。