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医療法人の新たな資金調達手法を探る ~地域医療振興債について
患者さんのニーズは多様化し、医療技術はますます高度化しています。また、病床区分の選択による病棟の新築や改築、電子カルテ導入など、多くの医療機関で設備投資が検討されています。その中で問題となるのがその資金調達の手段です。
民間医療機関の資金調達手段の大半は、自己資金と間接金融(借入金)に依存しており、金融機関による間接金融主体の資金調達となっています。主として国庫より設備投資がなされる国公立医療機関などとは違い、民間医療機関には新たな視点での資金調達手段が必要とされています。
このような背景のもと、制度的な直接金融による初めての資金調達手法として、社団法人日本医療法人協会は医療法人を対象とした新たな資金調達方法「地域医療振興債」を提唱しています。
今回は、地域医療振興債の概要を紹介するとともに、発行第一号となる医療法人社団明正会(東京都葛飾区)、続いて発行予定の特定医療法人博愛会(栃木県黒磯市)の実際の活動等についてご紹介します。
患者さんのニーズは多様化し、医療技術はますます高度化しています。また、病床区分の選択による病棟の新築や改築、電子カルテ導入など、多くの医療機関で設備投資が検討されています。その中で問題となるのがその資金調達の手段です。
民間医療機関の資金調達手段の大半は、自己資金と間接金融(借入金)に依存しており、金融機関による間接金融主体の資金調達となっています。主として国庫より設備投資がなされる国公立医療機関などとは違い、民間医療機関には新たな視点での資金調達手段が必要とされています。
このような背景のもと、制度的な直接金融による初めての資金調達手法として、社団法人日本医療法人協会は医療法人を対象とした新たな資金調達方法「地域医療振興債」を提唱しています。
今回は、地域医療振興債の概要を紹介するとともに、発行第一号となる医療法人社団明正会(東京都葛飾区)、続いて発行予定の特定医療法人博愛会(栃木県黒磯市)の実際の活動等についてご紹介します。